有名人が苦手な話
昨日有名人とお会いしたことについて書きましたが、その文面からも滲み出ているように私は“有名人”というものに対して謎の対抗心があるんですよね。
↑の文だけ見ると「うわぁ…キッツ…」と思われるかも知れませんが、一応これにはちゃんと理由があります。
私には高校時代とある仲のいい友人がいました(いつも昔の友人の話している)。
その友人はとても頭のキレる人で、高校生にして既にネットを使ってそれなりのお金を稼ぐほどの商才を持っていました。
しかし、その友人はそんな特別な能力を持っていながらも私のような凡人とも仲良く接してくれて、当時は時々一緒に遊びに行くほどの良好な関係性を築いていました。
そんな友達がある日、とある大きなビジネスのコンペで優勝したんですよね。
そのコンペは大人も参加するものであり、高校生だった私の友人が優勝したことはその界隈でかなりの衝撃だったらしく、彼は一躍その界隈で有名人となりました。
そして、界隈で有名になった彼は様々な新聞や雑誌で取材をされるようになり、終いにはテレビに出演したりするようにもなっていったんですよね。
そんな彼ですが、最初のうちは「ちょっと有名になっても別に何かが変わるわけではない」と言って私のようないわゆる一般人の友達とも仲良くしてくれていたのですが、日に日に多くの有名人や業界の人間と接するようになり、周りからも有名人として扱われることに充てられたのか、気づいたらその友達は自分と同じような“有名人”やそういった人たちに付随する人(業界人など)としか関りを持たなくなっていったんですよね。
当然the一般人である私は周りと同じ様に切り捨てられたわけですが、私はその友人とは中学からの仲であり、先にも言ったように定期的に遊びに行くほどの仲であったため、この事は私の中で小さなトラウマとなりました。
そんなことがあり、私は有名な人に対して「有名だから何が偉いんだ」といったような、傍から見たら大分イタい価値観を持って育ってしまいました。
まぁそんな言い訳をしても結局は凡人の僻みでしかないので、いい加減割り切れるようになりたいものです。