同人誌の話②
昨日の続きです。
友人から同人誌を貰って困っているというお話でしたが、そもそもその友人というのは付き合いもそれなりに長く、お互いに気の知れた仲なのですが、その友人というのがある日から急に小説を書くようになったんですよね。
その小説というのが私とその友人が共に愛している作品の二次創作なのですが、始めは小説を書いているなんてことは全く知らず、向う側も照れかプライドか教える気は無かったみたいでした。
しかし、何年か前にその作品に関するイベントに2人で参加した際に、「私実はこういうものを書いているんだよね」とその人が書いた二次創作の小説をデータで見せられたんですよね。
私は小説など書いたこともないので、その作品に費やした時間も使用した技巧も分からないので単純に話としての面白さしか評価できないのですが、ぶっちゃけるとそんなに面白くありませんでした。
まぁ文章的におかしなところはなく、話の構成も成り立っていたので凄い事なんですが、内容があまりにも普通と言うか、毒にも薬にもならないような感じだったんですよね。
もちろん人様が頑張って書いた作品にそんなことは口が裂けても言えないので「公式でありそうな話だね」みたいな感想でやり過ごしたのですが、その際にその友人が「いつかは作品を書き溜めて本を出したい」と言っていたんですよね。
その時はその発言をそこまで本気にしていなかったというか、「どうせそのうち飽きるか諦めるかするだろう」と思って、「いいじゃん!完成したら頂戴よ」なんて軽はずみな発言をしてしまったんですよね。
そしてそれが今回のような悲劇を生んだというわけです…
もうちょっとだけこの話は続きます。