友人が炎上した話
昨日の続きです。
“とある事件をきっかけに特定を恐れるようになった”と言う話をしましたが、その事件は私が中学生の時に起こりました。
私の学校は校内で使用しないことを条件に携帯電話の所有が認められており、中学生にしてスマートフォンを持つ生徒が数多くいました。
私は両親の教育方針によりスマホを買い与えられませんでしたが、当時それなりに仲の良かった友人がスマホを持っていたため、その友達によくゲームをしたり動画を見ているところを見せてもらっていました。
そんな友達がある日、Twitterを始めたんですよね。
私はスマホを持っていませんでしたがTwitterはパソコンでもできるため、その友達が何を呟いているのか気になり、アカウントを教えてもらうことで投稿をパソコンのブラウザ上で覗いていました。
しかしその友達、始めは身の回りで起きた面白いことなどを不定期に呟いていましたが、徐々に学校の先生や気の合わないクラスメイトの悪口を呟くようになったんですよね
その友達のアカウントは本人にフォローされていないと投稿を見ることが出来ない“鍵アカウント”であり、アカウント名もその人だと特定されるような要素はなかったため、本人も「ここなら何を言っても大丈夫だろう」と思っていたのでしょう。
しかし、ある日その友達は先ほど言ったTwitter上での過激な発言が学校側に知られ、かなり厳しい指導を受けることとなりました。
また、その事件をきっかけに私の学校ではTwitterなどの不特定多数の人間が自由に閲覧可能なSNSの使用が(形式上)制限され、そのトリガーとなった彼は悪い意味で学校での有名人となってしまいました。
時間が経つにつれてそのほとぼりは冷めていきましたが、中学生の私にとってその事件はあまりにも衝撃的で忘れられない一件となりました。
そんなことがあったので私は大人になった今でもインターネットにおける特定を必要以上に警戒してしまいます。
まぁそれは良い事なので結果的にそのきっかけをくれた当時の友人には感謝しているんですけどね。