優秀な年下の話

皆さんは年下の活躍を素直に応援できる人ですか？

こんなことを言うと性格の悪さが際立ってしまいますが、私は意外と年下が活躍しているのを素直に受け入れられない人なんですよね。

と言っても年下を見下しているとか、「自分より若いくせに調子に乗りやがって！」と思っているわけではなく、「○○歳の子が頑張っているのに私は…」と落ち込んでしまうタイプなんですよ。

結構前に似たような話をしましたが何故またこんな話を持ち出したかというと、私が務めている会社の新入社員に一人とてつもなく優秀そうな人がいるんですよね。

優秀“そう”と言うのもその人はまだ研修中なので本格的に仕事を始めておらず、実力が計り知れないというところなのですが手際の良さや受け答え、仕事への姿勢を見るにかなり有望そうな人材です。

研修は3ヶ月間あり、その研修の様子から働く部署が決定するのでまだその人と私が一緒に働くと決まったわけではないのですが、その人に話を聞く限り希望が通れば私がいる部署に来たいそうなんですよね。

勿論優秀な人材が来てくれることは大変喜ばしいことなのですが、私が思うにその人はどんどん上に行くタイプの人間だと思うので、もしその人がうちの部署に来ればものの数年で追い抜かれてしまうと思うんですよね。

その人は人間性も出来ている(と感じる)ので仮に私より上の立場になったとしても先輩社員である私に命令したり偉そうにすることは無いと思うのでその辺は心配ないのですが、怖いのがそうなった時の私のモチベーションですよね。

私は取り分け仕事が出来ないわけではありませんが、仕事なんて生きていくための手段くらいにしか考えていないので、仕事に対するモチベーションは常に低く、それがもし自分より後に会社に入った年下の部下にでもなったら更に下がってしまうと思います。

最初に話したのと同じで「いい歳して○○歳の下に付いている私は…」って感じですね。

じゃあその人に負けないくらい仕事を頑張れよという話かもしれませんが、それはそれで普通にしんどいじゃないですか。

ではその人が来ないように祈るしかない…というわけでもなく、その人は普通にいい人で話もしやすいので私の部署に来てほしさもあるんですよね。

まぁ何が言いたいかというとその優秀な後輩がどうこうということではなく、自分より年下で凄い人を見ると自分が情けなく見えてくるよねって話です。

しかし、言っても私はまだ若い方なのでこれから年をとって自分より若い人がどんどん増えてくると思うといつまでもそんなことは言ってられないですよね…