Richcartのメモ帳

もやもやエブリデイ

~フラストレーションの一言日記~

お別れの話③

昨日の続きです。

 

学童の先生は“替え”が効かない仕事だと言いましたが、本当にそうなんですよね。

子どもによって先生の好き嫌い、・合う合わないは当然あるし、それが学童へ来るモチベーションや評価に繋がることは往々にしてあります。

 

なので、そんな重要な役割を担う先生が辞めるというのは私としては共有されて当たり前の譲歩だと思っていたんですよね。

それが実際はどうだったかというと私が辞めるということは退職する3月の2ヶ月前ほどから社員に伝えていたにも関わらず、その情報は子どもたちは疎か他のアルバイトにも共有されることはなく、出勤最終日もいつもと同じように子どもたちと接し、帰り際には「またねー」と言って別れてしまいました。

 

ですので子どもたちは私が辞めたという事実を最後まで知らないんですよね。

まぁ子どもなのでちゃんとした別れの場所を設けなければ「○○最近来ないねー」の積み重ねで徐々にフェードアウトし、忘れ去られていくと思うのですが1年間かけて積み上げてきた子どもたちとの繋がりがそんな風に廃れていくと思うと少しいたたまれません。

 

もちろんお別れ会とかさよならの手紙が欲しかった何て言いたいわけではありませんが、せめてちゃんと子どもたちにはさよならを言いたかったですね。

しかし、社員が共有していない以上勝手に私が広めることは出来ません。

 

下手に「私3月で辞めるんだよねー」とか言って子どもたちが騒ぎ出したら業務に支障が出てしまいます。

なので私は泣く泣く自然消滅する形でその学童のアルバイトを辞めたのですが、社会人になってもあの時スッキリと辞められなかったことは未だに心残りであり、そのせいか今回の派遣社員の方の退職にも少し思うところが出てきてしまっているんですよね。

 

まぁその社員さんも派遣元に戻るくらいで一々大騒ぎされたくないだろうし、何より私の会社及び私が所属している部署に半年いたと言えどそれほど思い入れも無いだろうし余計なお世話だとは思うんですけどね。

 

そんな別れに人一倍うるさい人間の話でした。