聞き返せない話

的外れな回答をしてしまうことは人間だれしもありますよね。

私もよく相手の質問の意味を理解せずに答えてしまい、相手から？マークを受け取ることが多々あります。

そういう時はもちゃんと相手に質問を聞き返して、正しい回答をしてあげることがベストだと思うのですが、私はそのような場面に直面した時、別の人に投げたり、曖昧な相槌を打つことで逃げるように会話を止めてしまいます。

今日も会社の上司から今抱えている仕事の件について聞かれた際に頓珍漢な回答をしてしまい、上司に「そうじゃなくて…」と返された時、咄嗟に横にいた同僚にその回答を任せてしまいました。

この行動は私の“相手に嫌われたくない”という臆病さから来ているんですよね。

相手の質問の意味が分からず、それについて聞き返すことは悪いことではないと思います。

しかし、何度聞いても意味を理解できず、延々と質問を聞き返すといったラリーが続いてしまった場合、質問をした側が「いい加減意味を理解してくれよ」、「こいつどんだけ読解力低いんだよ」、「こいつなんかに聞くんじゃなかった」と思うのではないかと被害妄想癖の強い私は想像してしまいます。

であれば、多少不格好でも1回目の質問が理解できなかった時点で諦めて、逃げてしまった方がマシなのではないかと考えてしまうんですよね。

しかし、実際はそうやってすぐに会話から逃げる方がよっぽど人に嫌われる可能性が高いということは自分でもわかっているんですよね。

それでも会話のラリーで人に嫌わる恐怖心には勝てない。

そんなお話でした。