Richcartのメモ帳

もやもやエブリデイ

~フラストレーションの一言日記~

ライブと声出しの話

今日ぼーっとネットニュースを見ていると“声出しOKのライブが増加”というタイトルの記事をたまたま見つけました。

 

記事を読んでみると新型コロナウイルスの鎮静化に伴い“不織布マスクの着用”や“収容人数〇%以下”という条件の下でライブの曲中やMCにおけるコール&レスポンスが解禁されたという内容が書かれており、嬉しい反面少し複雑な気分になりました。

 

というのも私は昨今の“声出し禁止”のライブがそんなに嫌いではなかったんですよね。

 

私がライブに行き始めたのは高校生の頃で、当時の私は大声でコール&レスポンスをしておりそれこそがライブの醍醐味だと思っていました。

しかし、2020年になりコロナが流行りだしてからは感染拡大防止の為、声出しが禁止となり、ライブ中は拍手やペンライトを振るなどの行為しか出来なくなったんですよね。

 

ライブというのはアーティストと観客が一つになって初めて完成するものだと私は思っていたので(何様)、コーレスを失われた当時の私は「こんなのライブじゃない…」と意気消沈していましたが、コーレスが無くなることで「この曲はこうしなきゃ」とか「このMCはこう返さなきゃ」みたいなライブの“ノイズ”が減り演目により集中することが出来るようになったので「あれ?意外と悪くないかも。」とすぐに手のひらを返しました。

 

何より私が素晴らしいと感じたのがライブ中の“ガヤ”が無くなったことですね。

 

私はライブにおけるコール&レスポンスは大好きでしたが、急に演者の名前を大声で叫んだり、演者に対して過剰に黄色い声援を送ったりする人たちは好きではなかったので、そういった人たちが声出し禁止と共にいなくなってくれたことは私にとって大変喜ばしいことでした。

(何と言うかああいう人たちって自分が目立とうとしている感じが否めなくてどうも苦手なんですよね…)

 

しかし、コロナの感染者数も落ち着きを見せ、かつての“ライブ”が返ってくるということで私の好きなコーレスと共に忌み嫌っている“あの人たち”が返ってくると思うと嬉しい反面、素直に喜べない気持ちがある。

そんなお話でした。