Richcartのメモ帳

もやもやエブリデイ

~フラストレーションの一言日記~

ボヤの話

最近は気温も徐々に上がり、もうすっかり春といった感じですね。

 

と言ってもまだ朝晩は冷え込むので会社でもブランケットなどで防寒対策をしている人を見かけるのですが、同じ部署に一人、足元に小型の電気ストーブを置いている人がいるんですよね。

 

別にどのように防寒しようとその人の自由なので全然良いのですが、その電気ストーブを見てると昔の恐怖体験が呼び起こされるんですよね。

と言うのも私が大学4回生の頃、研究室内で電気ストーブによるボヤ騒ぎがあったんですよね。

 

あれは私が友人と休憩時間に居室で話をしていた時、寒い時期だったので部屋はエアコンに加えて何台か電気ストーブを設置して暖をとっていたのですが、その友人が電気ストーブの目の前にいたんですよね。

そこで私と談笑をしていたわけですが、近くにいた先輩が「何だか焦げ臭くね?」と言い出したんですよね。

 

私は鼻があまり効く方ではないのでその時はよくわかりませんでしたが、今思えば確かに何か風害物質を燃やしているような嫌なにおいがしていました。

その時点で私は何となく嫌な予感がしていたのですが、その「臭くね?」といった先輩が私と話していた友人に向かって「溶けてる!溶けてる!」と叫んだんですよね。

 

そこで私が確認してみると、何と私と談笑していた友人が着ていたダウンジャケットが電気ストーブの熱により溶けてドロドロになっていたんですよね。

それを見た私は咄嗟にそのダウンを脱がし、発火しないように圧縮することで難を逃れたのですが、友人の服が電気ストーブと言う身近な暖房器具によって溶けたあの光景は衝撃的でした。

 

それ以来私は電気ストーブを見ると特に化繊の素材などが近くに無いか入念に確認するようになったのですが、そんな訳で足元に小型の電気ストーブを置いている会社の同僚を見ると、いつかあの友人のように燃えるんじゃないかと不安になるんですよね。

 

そんなトラウマのお話でした。